審美歯科

審美歯科とは?

近年、審美歯科治療という言葉が注目されています。審美歯科治療と、通常の歯科治療とは何が違うのでしょうか。
審美歯科とは、通常の歯科治療(虫歯や歯周病の治療)だけではなく、さらにもう一歩進んで、美しく健康な歯を作ること、美しく健康的な笑顔を作ることを目的としています。

「人前で大きな口をあけて笑いたい!」
「歯を白くしたい!」
「歯並びをキレイにしたい!」
「治療の銀歯を白くしたい!」

など、虫歯などの治療よりももう一歩進んだ治療を目的としています。
一昔前に「芸能人は歯が命」というフレーズが流行しましたが、今では白く美しい口元を手に入れたいと願う人は芸能人だけではなくなってきています。
自分の口元に自信がもてないために、人前で口を開けることをためらうかたもたくさんいらっしゃいます。健康な口元はもちろんのこと美しい笑顔を手に入れることにより、笑顔に自信を持つことはとても素晴らしく、人生をより豊かなものにしてくれるでしょう。

アンケート

グラフを見ていただくと判りますように、歯並びで28.7%、歯の美しさということになると8.9%の方しか自信がもてていないんですね。
歯並びや歯の美しさに自信をもてなければ、思いっきり笑うこともできませんし、話す時にもついつい、自信なさげになってしまっていませんか。
当院では、歯を健康な状態に治療することと、自信を持てるように美しくすることは同じくらい大切なことだと思っています。
どうしても保険外の治療というと、料金が高いというイメージや、治療内容への不安を感じられる方が多いようです。当院は、クリーニングやホワイトニング、矯正・審美治療が、もっと身近で気軽なものになればと考えています。
歯並びが悪いと、かみにくい、発音しにくいなどの機能障害、虫歯や歯周病の原因などになるうえ、見た目にも美しくないため、気にするあまり性格にも影響することがあります。
歯並びを整えるだけで、見た目はもちろん、いびきや歯軋り、舌足らずな喋り方が直ることもあるのです。
歯はアナタの顔の印象を決める需要なポイントであるとともに、食べる、話すなど日常生活においても大切な役割を担っています。審美治療を特別なものと考えず、気軽にご相談ください。


審美治療内容

セラミック

セラミック治療とは?

セラミック治療とは、虫歯などで失った歯質を天然歯と同じ色・質感のセラミックで補う治療法です。虫歯治療だけでなく、過去に金属で修復した部分の交換、変色している歯の治療、歯並びの改善や歯の形態の改善などの治療時に行います。セラミックスの特性を十分に生かすことで、天然歯と同じように美しい歯を再現することができます。セラミック治療は、一人一人の歯の形や色に合わせて製作するオーダーメイド医療です。

オールセラミック治療
症例1

セラミックの特徴
身体に優しい

金属を使用しないので、金属アレルギーの心配はありません。
※治療の内容によっては、金属を使用する場合もあります。

色調いろいろ

肌の色が人によって違うように、歯の色にも個性があります。
セラミックはあなたの歯の色にあわせて色調を調整できます。

変色しにくい

セラミックは「入れたときは白かったのに、いつの間にか黄色くなった」
ということがほとんどありません。

丈夫で長持ち

セラミックは強度に優れており、
擦り減らず長くご使用いただけます。

歯茎も美しく

金属を使ったクラウンやクラウンブリッジは歯茎と接している部分を黒く変色させます。
(歯茎を変色させない金属もあります。)
セラミックは化学反応による腐食がなく、歯茎を変色させることはありません。

オールセラミック治療

ハイブリッドセラミック

ハイブリッドセラミック治療とは?

ハイブリッドセラミックスとは、セラミックスをレジン(プラスチック)の中に高密度に混ぜ合わせたもので、セラミックスとプラスチックの特性を合わせ持つ新素材です。セラミックスのような美しさ(色調再現性)と硬さ(耐摩耗性)があり、プラスチックのような粘り強さ(耐破折性)があります。

メリット

・保険適用プラスチック(硬質レジン)より色調再現性に優れ、自然感のある美しい歯を再現できる
・保険適用プラスチック(硬質レジン)より強度が高く変色しにくい(耐久性が高い)
・金属を使用しないため、金属アレルギーの心配がない(メタルフリー治療)
・セラミックスより軟らかいため、咬み合う歯を痛めない
・粘り強さがあるため、破折しにくい
・セラミック治療(オールセラミッククラウンやセラミックインレーなど)より経済的

デメリット

・長期間の使用で多少の変色やツヤの消失がみられる
 (プラスチックが変色するため、セラミックスより審美性で劣る)
・セラミックスより軟らかく磨り減りやすい
・セラミックスより傷がつきやすいため、表面に汚れ(プラーク)が付着しやすい

ハイブリッドセラミック治療
症例2

ファイバーコア

ファイバーコア治療とは?

ファイバーコア 大きな虫歯や歯の破折、再治療などにより、歯に十分な量の歯質が残っていない場合には、人工の土台(コア)で歯を補強する必要があります。
歯質があまり残っていない歯に被せ物(差し歯)をつけても、すぐに取れたり、残っている歯が割れたりしてしまうからです。
歯の土台(コア)には、ファイバーコア、レジンコア、メタルコアなどがあります。
歯の土台(コア)は目立たない部分ですが、とても重要な治療です。家に例えるならば、基礎や柱に当たる部分で、家は基礎や柱がしっかりしていなければどんなに見栄えのよい家でも長持ちしません。また万一の大地震にも耐えられてこそ、安心して住めるのではないでしょうか。これまでは、基礎や柱を硬く丈夫にすることで耐震性を高めてきましたが、最近ではこれに加えて、力を吸収する免震構造が開発され注目されています。
これは歯の土台(コア)についても同じことがいえます。歯には、食事の時や歯ぎしり・食いしばりの時など毎日いろいろな方向から強い力がかかっています。一般的に使用されている金属の土台(メタルコア)は丈夫ですが硬すぎるため、十分な歯質が残っていない歯では、強い力がかかった時に歯が割れてしまうことがあります。このような場合、歯の保存が難しい割れ方(縦破折)をすることが多いため、抜歯になる可能性が高くなります。歯質の少ない歯には、硬さやしなり具合が歯と似ているファイバーコアを使用することで、このようなリスクを減らすことができます。

ファイバーコア


ファイバーコア
グラスファイバーのピン(ポスト)で補強したプラスチック(レジン)の土台です。
ファイバーコアは、歯に似たしなやかさがあるため、根を壊しにくく、特に、歯質の大部分を失った歯に最適な土台(歯にやさしい土台)です。
ファイバーポストは、2003年に厚生労働省に認可された新素材です。


メリット

・硬さや弾性が歯とほぼ同じため、歯が割れる(歯根破折)リスクが低い
・強度があり耐久性がある
・光の透過性があり歯に似た白さのため、自然で透明感のある美しい歯を再現できる
 (金属による暗い影がないため、オールセラミッククラウンに最適)
・金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどの心配がない(メタルフリー)
・歯を削る量が少ない(口腔内で製作する直接法の場合)
・再治療が必要になった場合も除去が容易

デメリット

・保険が適用されないため、レジンコアやメタルコアより費用がかかる
・術者のテクニックや歯の環境によって予後が左右されやすい
 (口腔内で製作する直接法の場合)

レジンコア


レジンコア
金属のピンで補強した保険適用のプラスチック(レジン)の土台です。
レジンコアは、メタルコアより強度はありませんが、歯を削る量が少なく、歯根破折の危険が少ないなどのメリットがあります。
直接口腔内で製作するレジンコアは、術者のテクニックや歯の環境によって予後が左右されやすいのが現状です。


メリット

・保険が適用されるため費用が安い
・歯を削る量が少ない
・メタルコアより歯根が破折する危険が少ない
・金属による暗い影が少ないため、メタルコアより審美性に優れる
・金属の溶け出しによる歯や歯ぐきの変色、金属アレルギーなどの心配が少ない

デメリット

・ファイバーコアより弾性や強度、耐久性が低い
・再治療が必要になった際、金属ピンの除去が困難である
・直接口腔内で製作するため、術者のテクニックや歯の環境によって予後が左右されやすい
・金属による暗い影があるため、ファイバーコアより審美性に劣る

メタルコア


メタルコア 保険治療で最も一般的に使用されている金属の土台(コア)です。
メタルコアは、コア自体に大変強度があること、保険適用のため安価なことなどの理由で多く使用されていますが、「歯根破折の危険が高い」「歯を削る量が多い」「歯や歯ぐきが黒く変色しやすい」などのデメリットもあります。
通常、保険適用のメタルコアでは、銀合金(銀:約70%)や金銀パラジウム合金(銀:約50%、金:12%)等の銀を主成分とする貴金属系合金を使用しているため、金属の腐食による変色や金属アレルギーのリスクがあります。


メリット

・保険が適用されるため費用が安い
・コアの強度が高い
・製作手順がシンプルなため歯の状態や術者の技術に影響されにくい

デメリット

・金属は歯より非常に硬く弾性がないため、歯根が破折する危険がある(金属のくさび効果)
・ファイバーコアやレジンコア(口腔内で製作する直接法の場合)より歯を削る量が多い
・金属の溶け出し(腐食)により歯や歯ぐきが黒くなる可能性がある
・暗い金属色で光も透過しないため歯が暗くなりやすい
・再治療が必要になった際、硬い金属のため除去が困難である
・金属アレルギーの危険性がある
・精度が低いため、コアの脱落などのトラブルが起こりやすい

審美義歯

審美義歯治療とは?

審美義歯(ノンクラスプデンチャー)は、今までとはまったく違うユニークな義歯(入れ歯)です。従来の硬いプラスチックを使用した義歯(レジン床)では、義歯を安定させるために金属のバネ(クラスプ)が必要でした。それに対して審美義歯は、弾力性のある特殊な樹脂を使用しているため、義歯全体がバネの役割をします。そのため金属のバネ(クラスプ)を使用することなく入れ歯が安定するので、目立たずより自然に見えます。
審美義歯は見た目が良いだけでなく、そのしなやかな弾力性によりお口のなかでぴったりフィットするので、義歯装着時の違和感が少ないことも大きな特長です。特に従来の入れ歯(レジン床)を経験された方は、この審美義歯の装着感の良さに驚かれます。

ノンクラスプデンチャー

このような方に

・金属のバネが見えるのが嫌な方
・今の入れ歯に違和感を感じている方、違和感の少ない入れ歯にしたい方
・外れにくく、しっかり咬める入れ歯にしたい方
・人から入れ歯だと気付かれたくない方
・入れ歯の汚れや臭いが気になる方

審美義歯の特徴

・金属のバネ(クラスプ)がないので審美性に優れている
・歯や歯ぐきにぴったり合うため、装着感が良い
・薄くて軽いため、違和感が少ない
・柔軟性があり割れにくい
・吸水性が極めて低いため、従来の入れ歯(レジン床)のような不快な臭いが残らない
・最近問題になりつつあるアクリルモノマーに対するアレルギーの心配がない

ノンクラスプデンチャー
ノンクラスプデンチャー

審美義歯の種類

審美義歯(ノンクラスプデンチャー)は、1種類ではありません。使用する素材(ポリアミドナイロンやポリカーボネート、ポリエステル等)により数種類のタイプがあり、弾力性や耐久性などに違いがあります。当医院では、スマイルデンチャー、スマートデンチャーの2種類のタイプを取り扱っており、歯の状態や患者様のご希望に合わせて最適な方法を選んでいます。

スマイルデンチャー


・従来の入れ歯(保険入れ歯)と比べてください。金属を使わずナイロン樹脂で作られた、
 薄く・弾力性に優れた全く新しい入れ歯、それがスマイルデンチャーです。

・金具のない入れ歯(部分入れ歯)スマイルデンチャーは「目立たない」「丈夫」「噛める」
 「痛くない」など、入れ歯でいることを感じさせません。

・スマイルデンチャーは、耐久性・快適性・審美性・噛む力・生体親和性(金属アレルギー等)
 に優れた全く新しい入れ歯です。

・材料となるスーパーポリアミドは、FDA(アメリカ食品医薬局)承認材料で、
 欧米を中心に世界30各国以上で使用されている安心の材料です。

・「入れ歯のエステ」と言われるスマイルデンチャーは、初めて入れ歯や部分入れ歯を
 入れる方や、金属アレルギーの方、健康な歯を削ってブリッジにするのが嫌な方、
 インプラント完成までの当面の入れ歯としても、とても人気です。

・とくに見た目を気にされる方、人前に出る機会が多い方に喜ばれています。

スマイルデンチャー

★奥歯の数歯欠損に適しています

※注意点
・水分を吸収するので、長期間使用すると若干の着色があります
・特殊素材なので修理には技工所に出さなければいけません

エステショット


・前歯の連続多数歯欠損には、他の追従を許さない程優れた性質を有する。

・金属の維持装置が外から見えないために、審美性に大変すぐれており、
 見た目が綺麗で入れ歯だと気づかれません。

・適度な弾性があるにもかかわらず粘り強さがあるため、装着時の違和感が少ない。

・材質は熱可塑性樹脂で生体為害作用なく、無味・無臭。

・材料に吸水性がほとんどないため、汚れ・臭いの発生がすくない。

・多少の修理はチェアサイドで簡単に行える。

エステショット

★前歯の多数歯欠損に適しています

※注意点
・審美性を重視した入れ歯であるため、咬み合わせる力は他の種類の入れ歯におとる
・ポリカーボネート樹脂による仕上げ等、作製の工程が複雑であるために出来上がるまでに日数がかかる


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審美歯科Q&A

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